アメリカから日本はどう見える?海外では何が起こっている? New York Timesを主な情報源に、ファイナンシャル・プランナー中村芳子がパーソナルにコメントします。アメリカ滞在中の平日に更新。
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2016年12月27日 (火) | 編集 |
『新板 20代のいま、やっておくべきお金のこと』を読んでくれた30歳の友子ちゃん(仮名)が、本にあるとおり「目的別に4つの口座をつくって使いわけよう!」と決心して、銀行へ足を運んだ。第一歩は、積立定期預金をはじめること。

ところが、窓口で「積立定期もいいですが、こっちの方がおすすめですよ」と生命保険をすすめられた。あっという間に設計書を4種類も作って渡された。保険なんて考えてもいなかったし、設計書を見てもよくわからないし、どうしたらいいかわからなくなって、相談にいらっしゃいました。
保険設計書

これは、由々しき事態ですよ! 三○東○U○○銀行さん!

彼女がすすめられたのは、毎月保険料を10〜20年間払って、10年置いておいて、30年目から貯まったお金を年金の形で受け取るという「個人年金保険」の一種だった。とてもわかりにくい。

友子ちゃんは毎月3万円を自動で積み立てる定期預金を始めたかったのに、毎月3万円の保険料を20年間払う「年金保険」をすすめられた。でも、彼女はほとんどの人と同じように保険が苦手。貯金と保険の違いがわからない。簡単に説明しよう。
積立定期預金は、お金が必要になったら、いつでも好きな額を引き出せる。積立額を減らしたり、増やしたり、休んだり、やめたり、自由だ。今は金利がほぼゼロなので利息はつかないけど、たとえば、10年間積立て360万円貯まったところで全額引き出せる。

一方、個人年金保険は、毎月払う保険料を増やしたり、減らしたり、休んだりするのは(不可能じゃないけど)難しく、場合によっては損することもある。先の保険では、3万円を20年間払う予定を変更して10年で解約すると、360万円払ったのに、353万円しかもどってこない。5年だと180万円払って165万円しか戻ってこない。「えー、そうなの。それは困る」と友子ちゃん。

(元本割れの期間や損する金額は、保険の種類や保険料の払い方によってちがってくるので、保険会社や銀行がくれる「設計書」の「解約返戻金」のところを、じっくりと見ることが大切。でも、教えてくれる人がいないと、なかなか読めないのが保険の設計書だ、助けが必要)

貯金は自由。保険は不自由。保険は「途中解約」でかなりの損になることが多い。約束通り30年経てば、預金よりちょっと多めに利息(分)がつくことがあるけど、これから人生のいろんなこと(結婚、引っ越し、転職、独立、家の購入など)が起こる20代30代、しかもシングルは、貯める目的で保険に入るべきじゃない。

貯める目的の保険というのは、友子ちゃんがすすめられた「年金保険」のほかに、「終身保険」とか「養老保険」「貯蓄保険」などがある。一見、貯金より有利に見えるけど、その仕組みから、結局は損することになることが多いので、繰り返すが、20代、30代、特にシングルにはすすめない。

でも、なんで銀行は、自分のところの「積立預金」ではなくて、保険会社(この場合は明治安田生命)の個人年金をすすめるのか。それは、次回ね。

※ いまネットで調べたら、三菱東京UFJ銀行には「積立定期預金」の情報がなかった。取り扱いを辞めてしまったのかな。びっくり。

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ファイナンシャルプランナー 中村芳子
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