アメリカから日本はどう見える?海外では何が起こっている? New York Timesを主な情報源に、ファイナンシャル・プランナー中村芳子がパーソナルにコメントします。アメリカ滞在中の平日に更新。
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2014年02月07日 (金) | 編集 |
エチオピアで女性を助け続ける キャサリン・ハムリン医師
NYTimes FEB. 5, 2014 by Nicholas Kristof 
ハムリン医師90歳誕生日

キャサリン・ハムリンCatherine Hamlinは、オーストラリア人だが人生の大半をエチオピアで過ごしてきた。21世紀のマザーテレサだ。出産時の傷が元で起こる産科フェスチュラ(産科ろうこう、瘻孔とは穴=あるべからざるところにできてしまう穴の意味)の治療に革命を起こしてきた。産科ろうこうは、出産がスムーズに行かずに医師から適切な処置をうけられないときに、産道から尿道や直腸に穴が開いてしまうこと。世界には200万人の女性がこれに苦しんでいる。赤ん坊は死んでしまい、母親はその後、尿や便が膣から垂れ流しの状態になってしまう。

産科ろうこう

そうなった女性は、馬鹿にされる。臭う。恥とされる。

ハムリン医師は、夫のレグRegは、エチオピアのアジスアベバに産科ろうこうのための病院をつくり、その傷を安く治療できるようにした。病院はその治療にあたる医師を何世代も育て、他の国の治療のモデルになっている。

1月、ヘルマン医師の90歳の誕生日に、治療してもらった患者たちが90本のろうそくがたてられたケーキでお祝いした。1人息子のリチャードは、「キャサリンママには息子が1人と35000人の娘がいるんだよ」と語った

ハムリン医師は、集まった人たちに、世界の女性のためのケアを、充実させる必要性を語った。「私たちはエチオピアで女性に起こっているこの恐ろしいことを根絶しなければいけません。女性たちは片田舎で苦しみ、沈黙のまま苦しんでいるんです。私はこのことをあなたたちにゆだねます。受け継いでください。」

エチオピア政府は、ハムリン医師を今月(2014年2月)ノーベル平和賞にノミネートした。

マハボーバ・ムハンマドは13歳の時に売られて60歳の男と結婚した。妊娠して1人で草地で出産し、ひどい産科ろうこうに苦しむようになった。村人たちはムハンマドが呪われていると信じて、彼女をハイエナの餌にしようとしたが、彼女はハイエナと争って生き延び、何キロも這って(出産の傷で歩けなかった)助けを求めた。ハムリン医師の病院で手術を受けた彼女は今は病院の看護助手となっている。

もうひとりの患者マムチ・ガシェは、治療を受けている間から医師たち手伝い、すぐにまれな才能を持っていることがわかった。マムチは自我読めなかったが、難しい産科ろうこうの手術を学び、たくさんの経験を積んで、今では外科手術のエクスパートになっている。世界中から医師たちが見学に来ると、その講師をつとめる1人がこのマムチだ。

ハムリン医師は、これまで病院の立ち上げなどで多くの苦労を経験してきた。しかし彼女の目はいつも、辺境地で苦しむ女性たちに向けられていた。彼女はまたプロの助産師を訓練して各地に送っている。エチオピアでは女性の85%が医師も看護師もいないところで出産している。

医療がないことは、貧しい国での妊娠や出産を悲惨なものにしてしまう。しかし、ヘルマン医師の病院がそれを変えているいる。手術の費用は500〜1000ドル(5〜10万円)だ。

今も、世界の多くの場所で、女性にとって最も危険なことは、妊娠することだ。出産で毎日800人が命を落とし、多くが出産による怪我や病気で苦しんでいる。我々にはすべきことがあるのだ。

しかし、今はハムリン医師の偉業をたたえよう。彼女は多くの女性の人生を救った。そしてすばらしいことに、その中から何人もの同働者が生まれている。
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